雲子春秋

「うんししゅんじゅう」です♡ 三国志とか好きです♡

2009-01-01から1年間の記事一覧

麋信

『隋書』経籍志 春秋說要十卷 魏樂平太守糜信撰. 魏の楽平太守に“糜信”という人物がおり、『春秋説要』を著している。 彼はこのほか、『春秋穀梁傳』や『春秋漢議』に注を付けたりしている。『古今図書集成』経籍典には、 《糜信注》十二卷,字南山,東海人…

孫秀

孫秀、字は彦才。 祖父は孫権の弟孫匡、父は孫泰。 孫泰の母は曹操の姪であり、孫秀は曹氏の血を引いている。 呉では前将軍、夏口督であったが、皇族であり、兵権を握っていることから、孫皓に疑われて晋に亡命した。 晋では武帝司馬炎に寵愛され、驃騎将軍…

王允と尚書事

王允に関して少しばかりの考察

張済の妹とか孫賁の孫娘とか

陶弘景*1の『真誥』からの話。 *1:AAになってたり、顔芸として親しまれている呉の将軍陶濬の七代孫に当たる。

李信@宗室世系表

新唐書』宗室世系表上「李氏源流」> 李氏出自嬴姓.帝顓頊高陽氏生大業,大業生女華,女華生皋陶,字庭堅,為堯大理.生益,益生恩成,歷虞、夏、商,世為大理,以官命族為理氏.至紂之時,理徵字德靈,為翼隸中吳伯,以直道不容於紂,得罪而死.其妻陳國契…

夏侯惇

最近、夏侯惇は戦争すれば負けばかり、さらに敵の捕虜になったり*1と能力に問題があったように言われている。 しかし、曹操に大変重用されている。それがなぜか少し考えてみた。 *1:流れ矢が目に当たったりしてるし、敵の捕虜になったのも前線にいたからかも…

続三国志

『続三国志』という通俗小説がある。 これは西晋の武帝司馬炎から懐帝司馬熾の永嘉二年までの治乱を叙したものであり、通俗二十一史*1に収録されている。この物語は、漢(後に前趙)の劉淵が劉禅の第七子の劉璩が名を変えたという設定であるなど、大変荒唐無稽…

薛氏の系譜その4

ものすごい久しぶりにこのネタの続きを 薛氏の系譜 薛氏の系譜その2 薛氏の系譜その3 何のためにこのネタをやってたかというと、この薛氏の系譜はあの「薛蘭」の系譜でもあるのです!薛蘭を知らない・・・? 学園三国志にもちゃんと(?)でてたのに・・・*1薛蘭につ…

姓名判断すげー

楊儀×魏延 http://fortune.jp.msn.com/name/loveresult.aspx?lastname1=%E6%A5%8A&firstname1=%E5%84%80&sex1=0&lastname2=%E9%AD%8F&firstname2=%E5%BB%B6&sex2=0&Ninsyo=2 二人は相手の行動や言動を認めることができず、一緒にいることでお互いにイライラ…

美談ってこわくね

江戸時代、供養のために焼いた振袖から燃え広がったといわれる火災がある。 明暦の大火である。またの名をその出火原因から振袖火災という。 この火は江戸の大半を飲み込み、死者は数万人、江戸城の天守も焼け落ちた。 この火災には一つの美談がある。

金旋

金旋が太守になったところ 漢陽、武陵 漢陽は韓遂とか王国とか羌族の反乱がしばしば起こっていた。 武陵は沙摩河で有名な武陵蛮が時折反乱した。 つまりどちらも異民族で有名であった。 金旋は実は異民族討伐、*1或いは懐柔のスペシャリストだったのではない…

第五姓

第五という姓が中国にある。*1 後漢書を読んだ人なら第五倫や第五種、第五訪などを知っているかもしれない。 三国志を読んだ人なら三休の一人である第五文休*2をご存知かもしれない。 面白い姓だと思ったので由来を少し調べてみた。 *1:少なくとも昔はあった…

張楊と楊奉

張楊の諱と楊奉の姓が同じだけど周りの人は楊奉のことを何と呼んでたんだろうとふと思った。 「楊」という言葉は張楊には失礼にあたるのである。*1 ただ、張楊が修繕したからという理由で楊安殿とか名付けてるようだし、この頃には諱に過敏になる人はごく一…

曹操は自ら王となる?

後漢書と三国志では同じ事でも書き方が違うことがある。 その一例。

曹丕の子贊哀王

曹丕は于禁土下座図事件や曹洪借財拒否騒動、曹植冷遇など酷いことをよくやっている。 そんな曹丕の子に贊哀王と諡された人物がいる。

王必

「王必」は私が三国志*1で最も好きな人物の一人である。 知名度は低いが、地味な活躍をしている。 *1:後漢の人だけど

薛氏の系譜その3

だいぶ間があいてしまいましたが続きです。 薛氏の系譜 薛氏の系譜その2

古今図書集成

今まで使ってた古今図書集成全文電子版がエラーになるので代替サイトを探したらあった標点版なので前のよりも読みやすい。

薛氏の系譜その2

だいぶ間が開いてしまいましたが前回にひき続き薛氏の系譜を見ていきます。

薛氏の系譜

以前は岑氏の系図を取り上げたけど 新唐書宰相世系表から今度は薛氏の系譜をツッコミつつ紹介

宕渠侯

清代に著された三国会要という書物をみると 句扶封宕渠侯。卒、子安嗣、降魏。 と書かれている。つまり句安が句扶の子だというのだ。しかし、この典拠は全く不明である。 三国志、晋書はおろか華陽国志にさえこのことは見られない。

何年生きてんだ・・・

道教関係の書物からの話、きっと信頼性は皆無

元儒先生

『古今図書集成』明倫彙編,氏族典,婁姓部 婁壽 按萬姓統譜壽字元考南陽人幼而岐嶷有志行好 學不厭棲遲衡門樂以忘憂郡縣屢辟皆不應門人 諡曰元儒先生 訳:婁寿 萬姓統譜によると婁寿は字を元考といい、南陽の人である。 幼いころから堂々としていて、志があり…

生為袁氏臣、死為袁氏鬼!

三国志演義の審配の名言である。

なぜ蔡瑁は劉備の命を狙ったか

蔡瑁が劉備を殺そうとしたのは

田豫の字

田豫の字は国譲。 名と字の対応で豫譲となる。由来は晋の豫譲なんだろうか。

岑昏さんいらっしゃい!〜岑昏の先祖〜

蜀の黄皓ほど人気も知名度もない岑昏さん、今日は彼がテーマです。

夏侯惇の渾名の元ネタ?

夏侯惇の渾名「盲夏侯」の元ネタのような話が漢書にある。