夏侯惇
最近、夏侯惇は戦争すれば負けばかり、さらに敵の捕虜になったり*1と能力に問題があったように言われている。
しかし、曹操に大変重用されている。それがなぜか少し考えてみた。
考えられることとして夏侯惇は夏侯氏の宗主的立場にあった可能性がある。*2
曹操が挙兵したとき、曹仁は曹操とは別に兵を集めていたようであるから、曹氏のトップが曹操になるとは限らなかった。
しかし、夏侯惇が曹操に従うことで、曹操は夏侯氏一族という後ろ盾を手に入れた。
夏侯氏のトップであった夏侯惇が従ったわけであるから、曹操は夏侯氏のトップとなったともいえる。
更にそれだけでなく、直接的血縁関係はなくとも近い関係にあった曹仁や曹洪といった曹氏*3にも影響力を持つ事が出来るようになった。←この辺がまだ無理矢理過ぎる気がする。
曹操が曹氏夏侯氏両一族のトップとなり得たのは夏侯惇が従ったことにあった。
ある意味孫権にとっての張昭や周瑜に近い立場にあったともいえる。*4
そう考えると、曹操が夏侯惇を重んじたことに納得がいく気がする。
↓前に書いた夏侯惇の話
夏侯惇の渾名の元ネタ?