雲子春秋

「うんししゅんじゅう」です♡ 三国志とか好きです♡

三国志14プレイデータ収集版感想

三国志14プレイデータ収集版配信開始の記事を公式に捕捉され、実質公認ブログとなった雲子です。

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さっそくやってみたので簡単に感想を。

  

開始早々、夏侯惇による「”これまでとは違い”強化されたAI」という自虐でお出迎え。

まあ、AIについてはこれまでもいろいろ言われているし、私もいろいろ言及したことはあるが、私のようなヌルゲーマーにとってはコーエー三国志の初心者向け難易度はちょうどよかったというのが正直なところ。

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さて、今回のプレイデータ収集版の目標は、曹操を操り、2年以内に濮陽、許昌、小沛の3つの都市を手に入れること。

今作は3ターンで1か月なので、2年というのは72ターン。

許昌には袁術、濮陽には呂布がおり、小沛も最初は空白地だが、すぐに呂布支配下に。

つまり72ターン以内に袁術呂布を滅ぼすというミッション。

 

プレイしてみた感じ、夏侯惇が言うほど想像を絶する強さではない。

最初のターンで主力20,000くらいで許昌を攻めれば、武将の能力差もあり割と簡単に袁術が滅ぼせる。

呂布が隙をついて攻めてくるものの、投石台を建設して隘路で防げば少ない兵力で対処できる。

呂布は何度も攻撃を仕掛けてくるので、袁術を滅ぼしたころにはかなり呂布軍の兵力が削れている。

許昌を落とした主力を今度は呂布軍にあてればゲームセット。

 

 クリアできないという方はそんな感じでやってみよう。

 

ここからは、いくつかのポイントに絞って感想を。

府と都市圏

本作では一つの都市の周りに複数の府があり、都市圏を構成している。

国史的な考えをすると、都市圏は郡で、都市は郡治、府は郡を構成する県という感じ。

都市はこれまでのシリーズでの都市とそんなに変わらず、兵力と耐久があり、手に入れるには戦闘を行わなければならないところで、一方、新要素の府には治安というパラメータがあるものの、兵力も耐久もなく、軍で通るだけで自勢力の傘下になる。

府は治安を下げれば地域懐柔という計略でも手に入れることが可能で、また、都市を落とすと、所属する府も一緒に手に入る感じだった。

府があると、都市の収入が増えたり、近くの部隊にバフがかかるなど、内政的にも軍事的にも有利。

府には担当を置いて開発させることができるが、府は都市ごとに6個とか7個とかあり、まじめに開発していこうとすると、たくさんの人員が必要になるため、弱小勢力は結構大変そうだと思った。

とはいえ、後半になって武将を持て余すことがないという点ではよいと思う。

軍事においては、部隊へのバフ効果などがあるが、私の印象では、そこまで戦略を左右するものになっていなかったように感じた。

所属の府を全部落とせば都市が落ちるということもなく、都市周囲の府を数多くとるメリットはそんなに感じないため、結局戦闘では通り道の府はとるだけになってしまう。

周囲の府をすべて落とすことで、都市の兵站を遮断し、士気が下がるとか兵が減るとかあれば戦略的に府を活用できて面白そうだが、たぶんそんなことはなさそう。(あったらごめんね)

まあたとえそういうのがあったとしても、城を直接攻撃した方が早い気もする。

府は面白くなりそうな余地があるので、パワーアップキットに期待ですね(おい

というか普通に信長の野望創造とかみたいに、府のような形にせず、都市の数を増やしてもよかったのではなかろうか。

命令書

つづいて命令書。

内政に限らず、軍事も含め、何らかの行動をするのに 一つ必要になる。

今回だと最初は10枚、毎ターン回復するが繰り越しはなく、たぶん勢力拡大に応じて枚数は増えていく。

人の異動、呼寄にも1回(1人ごとではない)につき1消費するため、呼び寄せ忘れてもう一回やると無駄に命令書を消費することになってしまうので注意が必要だった。

そういえば三國志11も異動とかに行動力消費したような気がしてきて、今まで通りかもしれないと思い始めたがよく覚えていない。

最近は信長の野望創造とか大志とかやってたので、個人的にはこういう行動力的なものはなくして、好きなだけやれるようにしてほしかったりする。

どうせ武将の数や金銭の量によって行動には制限がかかるのだから。

戦争

そして、戦争。

今回の三国志14、三国志9、三国志11を開発していた主要メンバーが制作に携わっているらしく、戦争はまさに9と11の合体という感じ。

戦略フェイズで部隊に指示、進行フェイズで見守るのは三国志9のようであり、へックスに土塁や陣を建設し敵を防いでいくのは三国志11のよう。

9も11も大好きだったので、戦闘システム自体は非常になじみやすく良かった。

ただ、9同様進行フェイズ中に指示ができないので、建設が終わった部隊は残りの進行フェイズ中待機になってしまうのがもったいなく感じた。

また、9のように何日後に出陣という設定がないため、複数拠点から出発して同日に合流みたいな作戦はやりにくいと思った。

さて、今作の新要素に、決裁コマンドというシステムがある。

これは、最大6人の武将が内政や戦闘にかかわる様々な提案をしてきて、命令書と金銭のある限り実行できるというものだ。

戦闘の提案には敵部隊士気低下、敵部隊混乱、火計などがあり、敵部隊にデバフをかけられるのだが、これが異常に強く感じた。

例えば士気低下であれば、士気は最大100~125くらいなのだが、40くらい低下させられ、そうなった敵はかなり弱かった。

しかも、これらの策は失敗しない。全員大門未知子だ。

9の計略と違い、提案がなければ実行はできないということでバランスをとっているのかもしれないが、欲しい提案がなかった場合、どれか提案を実行してから、もう一度提案コマンドを開くことで、空いた提案枠に新たな提案が補充されるようになっていたため、金と命令書のある限り提案ガチャを回し続ければなんとかなりそうだった。

結局は、今までと変わらず、敵を野戦におびき出し、デバフをかけてタコ殴りして、兵力減った城を攻撃すれば勝ててしまうという感じだった。

 

 まとめ

9と11が好きな人なら、やって損はないと思う。

ただ、プレイデータ収集版では、新要素のもたらす効果やAIの強化がそれほど実感できなかった。

製品版でどうなるか、またPKでどう進化するかが期待。

プレイデータ収集版のダウンロードは10月24日(木)までなのでお急ぎください!

ダウンロードは以下から。

https://www.gamecity.ne.jp/sangokushi14/trial.html

ダウンロード数35,940を達成したらしく、有料DLC「正始政変」の配布が決定!

40,000DL達成でなんか画像公開するらしいので、皆さんDLしましょう。

 

例のごとくコーエーテクモからお金はもらってません。

(武将の列伝に誤りが多いので発売までに修正してください)