雲子春秋

「うんししゅんじゅう」です♡ 三国志とか好きです♡

なぜ蔡瑁は劉備の命を狙ったか

蔡瑁劉備を殺そうとしたのは

三国志』蜀書諸葛亮伝註に引く『魏略』

亮曰:「今荊州非少人也,而著籍者寡,平居發調,則人心不絓;可語鎮南,令國中凡有游戶,皆使自實,因錄以益衆可也.」備從其計,故衆遂強.

訳:諸葛亮は言った「今荊州の人口は少なくありませんが、戸籍に記されているものはわずかです(中略)鎮南将軍劉表に話して、国中に命令して、戸籍に入っていないものをみな戸籍にいれさせ、それによって軍勢を増すべきです。」劉備はその計に従って、そのため軍勢は強くなった。


上記のことが原因じゃないかと思う。

蔡瑁荊州の豪族である。
豪族というのは、他の土地から逃亡してきたものや、所有していた土地を失ってしまった農民に、土地と農具などを貸して耕作させていた。
その収穫が収入源なのだが、それらの逃亡民、没落農民は戸籍に記載されないことが多い。(戸籍は土地が基準のため、土地から離れると戸籍からも外れてしまうと思われる)

そのため、戸籍の再調査でそれらの人々が戸籍に記載されてしまうのを恐れたのではないかと思う。


※私はこの当時の戸籍のことはあんまりわかんないので、戸籍についてまた調べて書くかもしれないです。