雲子春秋

「うんししゅんじゅう」です♡ 三国志とか好きです♡

水経注

記されぬ封侯

『後漢書』列伝第二十一 羊続伝 中平三年,江夏兵趙慈反叛,殺南陽太守秦頡,攻沒六縣,拜續為南陽太守。當入郡 界,乃羸服輭行,侍童子一人,觀歷縣邑,採問風謠,然後乃進。其令長貪?,吏民良猾,悉 逆知其狀,郡內驚竦,莫不震懾。乃發兵與荊州刺史王敏共…

劉表の墓

『水経注』巻二十八「沔水」 城東門外二百步劉表墓,太康中為人所發見,表夫妻其屍儼然,顏色不異,猶如平生。墓中香氣遠聞三四里中,經月不歇。 襄陽の故城の東門から二百歩(約300メートル)のところに劉表の墓があり、晋の太康年間に発見された。 劉表夫…

劉備の故郷、楼桑村

ちょっとまえにつぶやいたが、私は恥ずかしながら劉備の故郷の楼桑村が『三国演義』あるいはそれに先行するなんらかの三国志物語の創作であると認識していた。 ところがどっこいすっとこどっこい『水経注』にそれはあった。 『水経注』巻十二、巨馬河 又東逕…

李勝の碑

司馬懿の耄碌演技に騙された李勝。 太守として治績があったらしく滎陽郡には彼を称えた祠が存在していたという。 『水経注疏』巻七 済水一 魏正始三年、歲在甲子、被癸丑詔書、割河南郡自鞏縣・闕以東、創建滎陽郡、并戶二萬五千。以南郷筑陽郷亭侯李勝字公…

杜預と橋

『水経注疏』巻五 河水五 『尚書』所謂東至于孟津者也。又曰富平津、『晉陽秋』曰:杜預造河橋于富平津、所謂造舟為梁也。又謂之曰陶河、魏尚書僕射杜畿以帝幸許、試樓船、覆于陶河、謂此也。 孟津は別名富平津といった。晋の時代に杜預は橋をかけた。 『晋…

龐季

誰得無名人物特集。今日のテーマは龐季 『三国志』巻六 劉表伝 注引『戦略』 遂使越遣人誘宗賊,至者五十五人,皆斬之。襲取其眾,或即授部曲。唯江夏賊張虎、陳生擁衆據襄陽,表乃使越與龐季單騎往說降之,江南遂悉平。 劉表は荊州牧として赴任すると豪族達…

梁冀の末裔

『水経注疏』巻二 河水二 『十三州志』曰:大河在金城北門、東流、有梁泉注之、泉出縣之南山、按耆舊言:梁暉、字始娥、漢大將軍梁冀後、冀誅、入羌。後其祖父為羌所推為渠帥、而居此城。土荒民亂、暉將移居枹罕、出頓此山、為群羌圍迫、無水。暉以所執榆鞭…

蔡瑁のおうち、楊儀のおうち、楊顒もいるよ!

『水経注疏』巻二十八 沔水中 沔水又東南逕蔡洲、漢長水校尉蔡瑁居之、故名蔡洲。洲大岸西有洄湖、停水數十[田毎]、長數里、廣減百步,水色常緑。 楊儀居上洄,楊顒居下洄、與蔡洲相對、在峴山南廣昌里。 襄陽には蔡洲と呼ばれる地があった。 劉表配下で、…

王粲♀

『水経注疏』巻二十四 睢水 城内東西道北、有晉梁王妃王氏陵表、竝列二碑、碑云:妃諱粲、字女儀、東萊曲城人也。齊北海府君之孫、司空東武景侯之季女。咸熙元年、嬪于司馬氏、泰始二年妃於國。太康五年薨。營陵于新蒙之(脱落アリ)。太康九年立。碑東即梁…