王匡VS王匡

インフルエンザに罹患していて更新ができませんでしたorz

中国史では同時代に同姓同名が出てくることが少なくない。
有名どころでは、秦末漢初の韓信と韓王信がいる。
今日はそんな同姓同名の紹介。

新末、二人の王匡がいた。

一人は緑林軍の王匡であり、もう一人は、王莽の一族であり配下でもある王匡である。
ただ名前が同じなだけでなく、彼らは直接対決を行っている。

王莽使太師王匡、國將哀章守洛陽．更始遣定國上公王匡攻洛陽（中略）是月，拔洛陽，生縛王匡、哀章，至，皆斬之．

あえてややこしい言い方をすれば「王匡が守っている洛陽を王匡が攻め落とし王匡を捕らえて斬った」のである。

通俗二十一史中の『東漢紀事』（小説）を見ると

王匡則ち城に入りて民を安じ、其より王匡、哀章を縛りて（後略）

ここだけ見ると混乱しそうな感じになっています。

自分と同姓同名の人物と戦い、それを斬る。運命のいたづらですね〜（？）