雲子春秋

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皇甫嵩から皇甫謐へ

皇甫嵩といえば黄巾の乱平定の名将、皇甫謐は皇甫嵩の曾孫で『高士伝』や『列女伝』を著した。

世説新語』文学第四、68注引、王隠『晋書』
謐字士安,安定朝那人,漢太尉嵩曾孫也。祖叔獻,灞陵令。父叔侯,舉孝廉。

世説新語によると、皇甫謐の祖父(皇甫嵩の子)は皇甫叔献といい灞陵令になった。また父(皇甫嵩の孫)は皇甫叔侯といい孝廉に挙げられたという。
系図を描くなら
皇甫嵩―皇甫叔献―皇甫叔侯―皇甫謐
という感じ。
叔献も叔侯も字(あざな)っぽい。


ちなみに皇甫嵩には皇甫堅寿という子がいたことがわかっている。
董卓のマブダチである。


彼は侍中までのぼったとあるから、灞陵令が最終経歴の皇甫叔献とはおそらく別人であると思われる。