応劭著『食べてはいけない』
前置き
どうも、三国志イベントで応劭への愛を叫んでスベった雲子です。
さて、秋も深くなってきて山を歩けば山菜採りやキノコ狩りの人たちに出会います。
そんなとき毒のある植物、キノコなんかに注意しなければなりません。
そこでこの本!
応劭先生の『論飲食諸毒』
いろんな動物、魚介類、植物などの毒の見分け方を論じてます。
風俗通に入ってるらしいですが、いろいろな事情*1
で古今図書集成からの引用
魚介之類
魚無腮者有毒,腮大者亦有毒。
えらのない魚は毒がある、えらの大きいのも毒がある。
鼈肚下有紅藻紋者,有毒。
スッポンは腹に紅い紋があると毒がある。
蟹腹下有毛者有毒,
腹の下に毛のある蟹は毒がある。
夏の飲食物
夏月飲食但過宿者,即有毒。
夏の月の飲食物は一晩おいといたら毒をもつ。
夏月酒在銅錫器中過夜,即有毒。
夏の月の酒は銅やスズの食器にいれて一晩たつと毒を持つ。
次回に続く
まだ続きがあるけど今回はここまで!*3
本当にこれらのが毒をもってるのかは正直わからない。
でも、こういった判断法が当時あったというのが面白い。
今みたいに科学的に判断できないから経験から学んでいるのだろう。
夏の月のくだりだが今だと傷むってのが当たり前になってるけど当時はまだそういう知識がなかったんだろうか。
*1:雲子は応劭応劭いいながら風俗通を持っていない。ゴミクズ。
*2:寒中に仕込んだ酒に、貯蔵を目的として加熱すること http://www.weblio.jp/content/%E7%85%AE%E9%85%92
*3:これで二日分の記事ができる。やったぜ。