雲子春秋

「うんししゅんじゅう」です♡ 三国志とか好きです♡

厳顔自刎

『古今図書集成』に引く『續文獻通考』
嚴顏
顏,劉璋時,為巴州刺史。張飛破巴州,斥以胡不降。顏曰:我州但有斷頭將軍,無降將軍。
飛大怒,趣命斫頭。顏曰:斫頭便斫頭,何為怒耶。飛義而釋之,後竟自刎

巴郡太守が巴州刺史になっているなど、細かいところは違うが、大意は厳顔のはなしと同じである。
しかし、最後に
「飛義而釋之,後竟自刎死。」
とあり、自刎して死んだことになっている。
三国志』では
「飛壯而釋之,引為賓客。」(巻三十六 張飛伝)
とあり、賓客になっているのに。


『続文献通考』そのものを確認していないので、「後竟自刎死。」が実際に『続文献通考』にあるのか、『古今図書集成』の引用のミスなのかわからないが、どうしてこうなった……。


そもそもミスではなくて、別の世界線の厳顔のことなのかもしれない。