2010-04-15 袁紹の出仕 後漢 三国志 袁術は孝廉に挙げられて出仕している。 一方袁紹は『後漢書』本伝に「少(わか)くして郎と為り」とあり、どういう経緯で出仕したのか不明である。 おそらく任子(よーするに親のコネみたいなもの)*1なのではないかと思う。・・・ったけど父は早くになくなってたっけ?まあいいや。 それぞれの出仕の経緯から袁紹と袁術の関係を考えることができるかもしれない。 *1:正確に言えば、前漢代の法令に二千石以上の官吏は三年勤めると、子や兄弟のうち一人を郎とすることができた。ただしこの令は前漢後期に廃止されている。廃止されていても慣例的にのこっていた可能性があり、魏の九品官人法にも任子の精神があるという(宮崎市定『九品官人法の研究』)