雲子春秋

「うんししゅんじゅう」です♡ 三国志とか好きです♡

連敖

ブログ更新を怠っていたら更新のしかたを忘れた。
ぜんぜんネタが思いつかない。すらんぷやー!というわけで適当な更新


連敖という官があり、前漢創立の功臣である韓信が楚から漢に帰順した際、任じられた。
この官は徐広によると、典客と同じような役職であるといい、張晏によると司馬と同じような役職であるという。
典客は異民族の接待、司馬は軍事指揮官であり、職掌はぜんぜんちがう。どっちが正しいかはわからない。
職掌はまあようわからんがあまり位の高い役職ではなかったらしい。


さて、この連敖はもともと楚の官であるらしい。
楚には連尹という官と莫敖という官があり、それらが合体したものであったそうだ。
連尹は射官、たぶん弓矢系の官職、莫敖はしだいに地位は下がるものの、もともとは令尹とならんで楚の最高官職であったという。軍事系の役職だった気がしたようなしなかったような(適当)



とまあ、このように、漢が起こった当初は楚の官名が用いられていたりした。
漢は楚から生まれてるからね、しょうがないね。
大司馬とか尹ってのも楚からっぽい(楚の前に殷とか宋とか経てるものもあるけど)
漢にとって楚の影響はけっこう大きい。


現在の中国歴代王朝の覚え方では、秦→前漢→新→後漢ってかんじだけど、これからは秦→前漢→新→後漢にしよう(提案)