雲子春秋

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張飛廟の女

『太平広記』巻三百五十三 鬼三十八の引く『野人輭話』
梓州去城十餘里、有張飛廟、廟中有土偶、爲衛士。一夕感廟祝之妻、經年、遂生一女。其髪如朱、眉目手足、皆如土偶之状。至於長大、人皆畏之。凡蒞職梓州者、謁廟、則呼出驗之、或遺之錢帛、至今猶存。

梓州(益州梓潼のあたり)を去ること十里あまりのところに張飛の廟があった。
廟には土作りの衛士があった。
ある晩、廟の管理人の妻になんやかんやあって*1、しばらく後に女を生んだ。
その髪は朱、眉目、手足がその土作りの衛士にそっくりであった。
成長すると、人々は皆これを畏れた。
あるとき梓州の役人が廟に参拝し、その女を呼び出し、お金をあげた。
今に至るまで彼女は存在しているという。


あんまりよくわからない話。
梓州という呼び方は隋代のものである。
隋代まで張飛廟には管理者がいた。大事にされてんね。ぶっこわされた董卓廟とはおおちがい。


張飛廟の土作りの衛士って誰がモデルなんだろう?
はんきょう?ちょうたつ?

*1:よくわからないけど土作りの衛士となんらかのなにかがあったようだね。