雲子春秋

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曹洪の家業

『太平広記』巻第四百三十五 畜獣二 所引王子念『拾遺記』
曹洪武帝從弟,家盈産業,駿馬成群。武帝董卓,夜行失馬,洪以其所乘馬曰白鶴,與武帝乘。此馬走,唯覺耳中風聲,脚似不踐地。至深水,洪不能得渡。武帝引首。上馬,共濟深水,行數百里,瞬息而至。下視馬足。毛皆不皆不濕,帝衣猶沾濡。時人謂乘風行也,為一代神駿。諺云。憑空虚躍,曹家白鶴。

太平広記に引かれた曹洪の愛馬「白鶴」の話。
まるで宙に浮いているような走りで、川を走っても足の毛は濡れていなかったとか。


それは本題ではなく、前半に「家は産業に盈ち、駿馬が群を成す」とある。
曹洪が金持ちだったことはよく知られているが、群をなすほどの駿馬であふれた家であったのである。
曹操の挙兵時には曹洪の馬が提供されたのだろう。