雲子春秋

「うんししゅんじゅう」です♡ 三国志とか好きです♡

三国志ジョーカー五巻(最終巻)

私がもっとも楽しみにしていた三国志漫画のひとつ、三国志ジョーカーついに完結の時を迎えた。
三国志モノというのはけっこう難しい。
歴史をそのまま追うと結局は演義、吉川、横山でいいじゃん、となってしまう。
いかにオリジナルな視点や要素をとりこむかというのが求められる。
その点、蒼天航路曹操を中核にするというオリジナリティがあった。
オリジナリティを求めるあまり突飛な設定になって物語とマッチしていないものもあるかもしれない。
三国志ジョーカー』は司馬懿がスーツという一見突飛な設定なのだが、物語の動きはほぼ歴史を追っていて、なぜだか「そういうものなんだ」と違和感なく思えてくる。カフカの変身みたいな感じか。


当時の画像史料に基づいた背景の小物や司馬懿以外の服装がリアリティを出しつつ、司馬懿諸葛亮をめぐる部分でオリジナリティが光る。なにがオリジナルかは読んで確かめて欲しい。
まあそのリアルとオリジナルのバランスが絶妙でとってもおもしろい。
人物も丁寧に描かれており、イチオシは眼鏡の陳羣先輩。
すごく真面目で印璽オタだったりする。こりゃ郭嘉とはあわなそうだなと思う。
郭嘉陳羣の短編みたいなのを描いて欲しいくらい!


四巻でわりと物語の核心にふれており、五巻はその解決編的な感じ。
レビューしようにもネタバレしまくりそうなので、なかなかしにくい!
鍵を握るのは周瑜
諸葛亮司馬懿周瑜と三国(厳密に言うと違うけど)それぞれを代表する軍師たちがおりなすストーリー。
どの人物も個性的でとてもいい!
五巻では他ではあまり描かれることがない曹丕と曹沖の関係が語られており、とても萌えた。


青木先生お疲れ様でした
次回の三国志作品はぜひ王必視点の曹操物語を描いて王必の知名度向上を手伝ってください!


レビューって難しいな><
内容にまとまりがないし、この文読んで、読んでみたいと思う人いるんだろうか・・・。