雲子春秋

「うんししゅんじゅう」です♡ 三国志とか好きです♡

内川コピペ改変「姜維コピペ」

参考:
wikiwiki.jp


要害、漢中で迎えた鍾会
関城守将蒋舒が開城降伏、援軍も姿を見せず惨敗だった
漢中に響く兵士のため息、どこからか聞こえる「今年で滅亡だな」の声
無言で退き始める諸将の中、壮年の大将軍姜維は独り剣閣で泣いていた
丞相の北伐で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる将軍たち・・・
それを今の蜀漢で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」姜維は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、姜維ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい城壁の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って戦略を練らなくちゃな」姜維は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、姜維はふと気付いた


「あれ・・・?精強な兵がいる・・・?」
剣閣から飛び出した姜維が目にしたのは、陰平まで埋めつくさんばかりの兵士だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように蜀漢の国歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする姜維の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ハクヤク、出陣だ、早く行くぞ」声の方に振り返った姜維は目を疑った
「しょ・・・諸葛丞相?」「なんだ麒麟児、居眠りでもしてたのか?」
「じゅ・・・順平侯?」「なんだ姜維、かってに趙将軍に諡しやがって」
「魏将軍・・・」姜維は半分パニックになりながら詔書を読み上げた
皇帝:劉備 丞相:諸葛亮 前将軍:関羽 右将軍:張飛 左将軍:馬超 後将軍:姜維 翊軍将軍:趙雲 鎮北将軍:魏延 討逆将軍:呉懿
暫時、唖然としていた姜維だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
黄忠から印綬を受け取り、戦場へ全力疾走する姜維、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・


翌日、城内で冷たくなっている姜維が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

                          r- 、 ヘ
                  入_,、_ノ(  ヽ!|llii\ }
                  フ    (   ヽ!ll!!liiヽ
                  } さ ム て ,,,;;‐''ヽ / ~''‐-,,,,
       ヽ ピ ――  /  ) ぁ .ラ (<  ( o) 6 )  /
        ヽ  ,――――、 } l  タ (  ヽ, 〃r―、ヾ く
         .  { .r―――i | .)ん   {   } {{ |il||i!i| .}} .ヽ
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   | .        |ヽ     !    ( ヽ ,,,,-‐ ,--、ー╂-/ ̄''''''‐-彡ミミ
   |  息 病. M |ゞヽ、    ,r'--‐‐''{ |''!. r').  ~'''''-''      彡ミミ
   |.  を 院 田 .| >//ゝ‐、 /彡    |  、_ノ   ii ヾ、    彡ミミ
   |  引 内. と |///ーー彡彡    }       ┃  ヾ、    彡ミミ
   |.  き で .Y. |ゞ、     彡,,          .  !  . 〉    彡ミミ
   |  取 静 村 .| --、_ .   ii                     彡ミ
   |.  っ か は .|=ニ/ ヽ、                       ミミ
   |  た に     |     ヽ                  __ 三 ミ彡彡
   |         |      \   ヽ         __ ≡ 三 三三ミミミ
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(追記)黄忠から手渡されたものを節鉞から印綬に修正。