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さて、宋代の地理書『太平寰宇記』には『魏志』が引かれている。
『太平寰宇記』巻一 河南道一 封邱県条
鄢山在縣北三里魏志初平四年春太祖軍甄城荊州牧劉表斷糧道術引軍入陳留屯封邱鄢山徐賦佐之
初平四年劉表が袁術の糧道を断った時、袁術に協力した黒山賊の徐賦という人物が出てくる。
徐賦って誰だろう?
『三国志』の該当箇所を見てみると
『三国志』巻一 武帝紀
四年春,軍鄄城。荊州牧劉表斷術糧道,術引軍入陳留,屯封丘 ,鄢山餘賊及於夫羅等佐之。
“鄢山餘賊”
Σ(゚д゚lll)
徐賦という人物がいたのではなく“鄢山餘賊”の“餘賊”を誤写したものなのだろう。
残念。
誤写から生まれた人物ってほかにもいたような……。