雲子春秋

「うんししゅんじゅう」です♡ 三国志とか好きです♡

張魯の娘と龍津

宋代の地理書『太平寰宇記』の引く『道家雑記』から、張魯の娘にまつわるエピソード。

『太平寰宇記』巻一百三十五、山南西道一、梁州、引『道家雑記』
龍津、道家雑記、張魯女嘗浣於山下有霧蒙身遂孕。後恥之投漢水而死。魯因葬女於龍岡山頂。後有龍子数来遊母墓前追成蹊径。

張魯の娘が山で沐浴していたところ、霧が立ちこめ、遂には妊娠してしまった。(←唐突で意味不明だけど処女懐胎にはよくあること。)
彼女は恥じて漢水(川)に身を投げて死んでしまった。
張魯は龍興山の頂に葬った。
後に龍の子が墓前に来るようになり、ついには道となった。
張魯の娘が孕んだのは龍の子であったのだ。


まあ毛筋ほどの信憑性もないけど。
過去に記事にした*1張魯の姉か妹の話もあるし、張魯の一族ってけっこう不幸だよね。
龍の子はらんでようが死んでしまっちゃなんの意味もないわけだし……。