陵樹亭
荀攸が封ぜられた陸樹亭。
ここはもともと県だったらしい。
『水経注』巻二十二
東逕平陸県故城北。高后元年、封楚元王子礼為侯国。建武元年、以戸不満三千、罷為尉氏県之陵樹郷、又有陵樹亭、漢建安中、封尚書荀攸為陵樹郷侯。
陵樹郷はもともと平陸という県であり、楚の元王の子が封ぜられて侯国になる。(県と侯国は同レベルの行政単位)
ところが、建武元年に戸数が三千に満たなかったため、尉氏県に編入されて、陵樹郷となったという。陵樹亭もあった。
戸数が少ないと、県から郷へ1ランクダウンすることもあったようである。
陵樹郷とか陵樹亭と書かれているけど郷と亭の違いはあんまり気にしないでね。
気にすると大変なことになるそうですよ。*1
*1:とりあえず亭が集まって郷、のような感じだけど亭は本当に行政単位なのかとかいろいろ議論があるらしい。