雲子春秋

「うんししゅんじゅう」です♡ 三国志とか好きです♡

2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

宋の太学

宋(960-1279)の太学がけっこう面白い。 宋初は国子監といって官吏の子弟教育などを行っていたが、学生達はほとんど学校へ行かなかった。 ただ、国子監の学生は科挙の際に、若干のアドバンテージがあったので、科挙の時期になると、学生が殺到した。 科挙の…

漢文を読もうその5〜体言の否定〜

やってきました不定期更新漢文講座。 今回は体言、つまり名詞の否定です。 今回から例文の語句の解説がテキトーになります。自分で調べる癖をつけよう! ググるだけでも主な意味はわかります。漢和辞典を使うとbetter!

遷太后

昨日の続き。 “遷太后于永寧宮”についての黒いウワサ。

南安郡群発地震

『三国志』巻四 三少帝紀 (正始二年)冬十二月,南安郡地震。(中略) (正始三年)秋七月甲申,南安郡地震。(中略) (正始)六年春二月丁卯,南安郡地震。 魏の正始年間(240-249)南安郡は三度の地震に見舞われた。 正始年間といえば曹爽が活躍していた…

漢文を読もうその4〜用言の否定〜

待ってる人はあまりいなそうだけれどもお待たせしました。 久々の漢文講座。 否定形は数回に分けて行います。 今回は用言(動詞、形容詞、形容動詞)の否定を取り扱います。

偏将軍

お久しぶりです。更新停滞気味ですみません。 秦漢時代の印綬の印影が大量に収録されている「秦漢印典」(上海書画出版社)を眺めていると、 “宗正偏将軍章”という印影があった。 宗正府の官属に偏将軍があったのだろうか。 それとも、宗正兼偏将軍という意…

投資家麋竺

お久しぶりです。本当は漢文講座の続きを書く予定だったけど、上手くまとまらなかったのでまた後日。 さて、麋竺が富豪であったことは知られている。 『三国志』の本伝には、先祖の代から貨殖に努めて巨億の資産を持つに至ったと書かれている。 そして、あま…

魏の中央軍

昨日に引き続き何茲全「魏晋的中軍」(『中央研究院歴史語言研究所集刊』17)のまとめ。 今回は魏の中央軍。

漢の中央軍

何茲全「魏晋的中軍」(『中央研究院歴史語言研究所集刊』17)を読んだので何回かに分けて要約(自分用メモを兼ねているので読みにくいと思います)。 論文のタイトルには“魏晋”とあるが、両漢の中央軍についても触れており、今回は漢の中央軍についてまとめ…